2月に何かが起こる

うわああああああ凄い夢見た
あの世みたいな夢
ていうかあの世だ!!!
わすれないうちに記録だ!!!!!!うをををう

僕はどこかのホテルの食堂みたいな結構立派な所で食事をしていた
周りのテーブルでも沢山の人が席について食事をしていて、僕は近くの席の人達と何かについて喋っていた
いつの間にか僕の隣にいたDグレのアレイスター・苦労リーのを髪の毛を緑色にしたような男が不愉快な笑みを向け長い雑談を繰り広げ始めた
気位の高い喋り方も些か発動時の苦労リーっぽかった
暫くして、何故かいきなり緑苦労リーが僕の飲み物に毒を入れようとしている気がしてきた
「こいつ、やばい!」えもいわれぬ不安を感じた僕は緑苦労リーが忘れ物を取りに行くと言って席を離れた隙にエレベーターに転がり込み、外へ逃げるために一階のボタンを押した
どっちかと言うとやばいのは僕の被害妄想の方だよこれ
エレベーターには一階、三階、五階というように奇数階のボタンしか存在しなかった
七階と十一階はあったけど九階はなかった気がするなーそれで途中から数字が大きく飛んでて九十九階まであったと思う
扉が閉まりかけ、一安心しようとしたが途端にそれは絶望へと変幻自在のようぜん君になってしまった
閉じようとしていた扉が再び開き、緑苦労リーが乗り込んで来たのだ!
「うわぁやべぇ!」危険を感じた僕は防衛行動に出た

両 手 で 顔 を 隠 し た 。

なんのいみがあるんだそれは

ところがどっこい僕の意味不明な防衛行動が効いたらしく緑苦労リーはエレベーターを降りた
よかったー向こうも馬鹿だった
ほっと胸を撫で下ろしたその時だ
またエレベーターの扉が開いて緑苦労リーが現れた!!!!
「うわあああやっぱバレてたのか!!!!!!!」
防衛行動が意味を為さないとわかり隅っこでブルブルするしかなかったのだが、そのまま緑苦労リーは乗ってこなかった
多分乗り合わせた他の人達(実はいた)がいつまでもエレベーターが動かないことにしびれを切らして閉ボタンを押したんだと思う

外に出て辺りを見回すと、札幌の街に少し似ていた
歩いてる人も数人いたけど皆中途半端なV系みたいな格好だった
ぐずぐずしていては緑苦労リーに追い付かれてしまうと思い、僕は取り敢えず真っ直ぐ走ってみた
最初は普通の街並みに見えていたのに、進むにつれて景色がどんどん異常なものに変わっていった
店のシャッターにピカソみたいな絵が現れたり、縦と横がねじれて奥行きが手前に来ていたり、アメーバ少年が出たり、お経みたいな文字の書かれた高層ビルを僕は下から見上げている筈なのに上から見下ろした視点と同じ角度で建っていたり
とにかく僕が知っている言葉だけでは表現しきれない景色が盛り沢山だったんだ
余りにも見る物全てが気狂いなのでやっぱり引き返した方がいいかなと思って振り返ったら黄色い五ボウ星が三つ並んでて、他には茶色い地面と灰色の曇り空しかなくて、さっき見た筈の異常な建物とかは消えてしまっていた
それを見たら引き返す気にはどうしてもなれなかったので仕方なく先に進んだ
前方の景色の騒がしさと背後の景色の静けさの差が余りに大きすぎた

暫く歩いていると一階建ての小さな交番のような家に着いた
さっきまでは昼だったのにいつの間にか夜になっている
家の窓には幼稚園児が描いたような絵が沢山貼られていた
家の中からおさげ髪にピンクの小さいリボンをつけ、顔が真っ白に溶けた小学生くらいの女の子が出てきた
女の子の後に続いて、白い画用紙を人型に切り抜いたような顔のない薄っぺらい人が何人も出てきてこう言った「私達も本当は普通の人間だったんです」
そう言われた時、周りに何本もの火の点いた細い蝋燭が浮遊していることに気付いた
その家から離れるとまた昼に戻った

次に行ったのはスーパーの食品売り場だった
特におかしい処もなく普通に歩いていたらとんでもない物が売られているのを見つけてしまった
なんと、あの岡田あーみんの神漫画「お父さんは心配性」のふりかけやソーセージやチョコレートやその他諸々の食品があったのだ!!!!!!!!しかもパッケージは全部佐々木光太郎なのに微妙に絵が全部違う!!!!!!!!!!!!
「をををををこれは全部買わなきゃだめだ!ゆうたにも買っていったらきっと喜ぶぞー!!!!!」
パッケージに小さく「画:柴田亜美」って書いてあったけどそんなの関係ねえ!!!
問題は財布に数百円しか入っていないのにこのふりかけとかソーセージが一箱千円以上するってことだ
売り場のすぐ前にレジがあって、眼鏡をかけた変形前の擬態生息者06号にそっくりな店員が死んだように首をだらりと落として座っていた
死んでるように見えるけどもし生きてたらさっきの緑苦労リーみたいに厄介なことになりそうだから万引きはやめておいた
そして僕はお父さんは心配性食品(パチモン)が売れてしまわないように別の商品で隠し、自宅のマンションにお金を取りに行くことにした

マンションには割とすぐに着いたけどどう見ても僕のマンションではないのに僕のマンションということになっていた
ポケットから携帯を出して見たら日付が2月35日で、電池マークを見たら三本ある棒のうち真ん中の一本だけ抜けていた
確か時間は表示されてなかった
わけわからない
待ち受けが顔が水死体みたいに膨れた女のグロ画像になってて、アプリのゲームやデータフォルダの写真やムービーも全部その水死体のグロだった
ゲームの内容は水死体の顔を木魚のバチで叩くというごく単純なものだった
ムービーは水死体がグラビアアイドルみたいなポーズをとって微笑んでいるというごく単純なものだった
写真もブイサインをした水死体の周りにハートのスタンプが大量に押してあるというごく単純なものだった
というか僕の携帯はあんな真っ赤な色してない
一通り携帯を見てマンションの階段を上がり始めたら僕の周りに半透明の人が沢山現れて皆でヒソヒソ話しながらついてきた
半透明の人達は部屋の前までついてきた
部屋のドアを開ける前に目が覚めたので、僕がお父さんは心配性食品(パチモン)を二度と手にすることはなかった

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