昔々ある所に山本さんがいました。
山本さんはとても性格が悪いので他人の家に勝手に侵入して家中の壁紙をオブラートにすり替えるのが趣味でした。
山本さんにとってオブラートは無くてはならない存在なのです。
山本（広瀬）「うるさいぞ山本！田中にいいつけてやる！」
山本（山本）「何だとてめえ！田中なんざオレにとっちゃフライパンの上の目玉焼きと一緒だ！！」
山本（田中）「黙って聞いてりゃ好き勝手ほざきやがっておのれ山本どもめオレを誰だと思ってやがんだ！」
山本（山本）「てめえざけんなよ！一体オレのどこが山本だって言うんだ！お前こそ山本じゃねえか！！！」
山本（田中）「バカ言うなオレは山本じゃない！オレは山本という名の田中だ！」
山本（広瀬）「お前ら静かにしろよ！オブラートやるから大人しくしてろ！な！？」
山本（オブラート）「オレ、もうダメだ。オレはもうオブラートではなくなってしまった･･･今のオレは･･･オレは･･･壁紙なんだ！！！！！！！」
山本（壁紙）「オレかっこいいよ、こんなにも」
山本（地面）「ごめんねみんな。オレ間違ってたよ！オレ、今日で死刑囚やめるわ！！！」
山本（水素分子）「ぐーぐー」
こうして山本さんは幸せにくらしましたとさ。めでたしめでたし。